次の一手・初段コース問題の傾向を以下に挙げる。
- 序・中盤、相手のうっかりをとがめる
だいたいが「三手の読み」(三手先まで読むこと)で事足りる。初手が若干見えにくい。正解手順通り進むと、5〜7手後には先手側が銀得くらいの駒得になる問題が多い。
- 必死をかける
自玉は一手一手で受けがないが、二手スキの形。たいていゼット形(どんな駒を相手に渡しても自玉は詰まない)である。したがって、必死をかければ勝ち(正解)。初手が奇抜だが、初手さえ見えれば後は簡単で、3手必死くらいの問題が多い。ときどき駒指定ゼット(斜め駒ゼット、飛車ゼットなど)だったりし、この時はそれを渡さないように必死をかける。
- 詰めろ逃れの詰めろ
まず王手をかけて、3手目に詰めろ逃れの必死を放つ。初手でいきなり詰めろ逃れの必死の場合もある。上と同様、初手が見えにくいが以下は変化が浅くせまい。
コメント
コメント一覧 (3件)
次の一手・初段コースって何の雑誌、webの話ですか?
一応、「将棋世界」の次の一手/初段・二段・三段コース問題をイメージして書いてみたんですが、やや簡単なものとして傾向を述べてしまったかもしれません。
上記の傾向は、厳密なものでは当然ありません。この先、六段コースや神コースについて述べるに当たっての目安として書いたに留まります。誤解させてしまったとしたら失礼しました。