3筋の着手と3の付く数字のときだけ読み上げがアホになります

よろしくお願いします。

先手、▲7六歩。

さぁんよんふ!

先手、▲2六歩。

さぁんごぉふ!

先手、▲2五歩。

さぁんにぃひ!  (第1図)

先手、▲2四歩。

後手、△2四同じく歩。

先手、▲2四同じく飛車。

後手、△8八角成。

先手、▲8八同じく角。

さぁんろくふ!

どぉふ!

どぉひ!

さぁんにぃふ!

どぉぎん!

さぁんよんふ!

後手、△1五角。  (第2図)

まで、後手

かとぉひふみ!

九段の勝ちでございます。ありがとうございました。

補足

「石田流」の定跡をご存知の方にはお分かりのように、△3六同飛〜▲3四歩は、アホ連発を増やすためのココセ。また、△8八角成の前に△3六歩のほうが正しい。
全体を通して、アホを連発するもっといい手順はあるのだろうが、思いつきでぱぱっと書いてみた。

世界のナベアツの「3の倍数」芸がウケるのは、「緊張から弛緩へ」というお笑いの原則、さらに一発芸のような時間の短い芸の場合は加えて「短時間での認知」という原則が、1から40までの読み上げの間、時間にして数十秒の間に凝縮されているからだと私は考える。

すなわち、「6」あたりで1つ目のルール「3の倍数でアホになる」を視聴者は素早く認知。「23」で2つ目のルール「3の付く数字のときにアホになる」も含め視聴者は完全に芸のルールを認知。
「ルールはもう分かっちゃったけど、この先何かあるのだろうか?」と視聴者が緊張状態に入っているときに、まさかの「30台のアホラッシュ」。緊張状態が一気に解き放たれ、弛緩状態に転落する。その落差たるや、すさまじい。

  • 2008/05/07 加筆・修正しました。
  • 2009/07/04 加筆・修正しました。
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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • > kichoujiさん
    ありがとうございます。誰にも受けないと思っていたので、ほっとしました。
    このブログの本来の流れとは大きくかけ離れたエントリーに見えますが、手順をうまく「三」間飛車にでき面目を保てたのも幸運でした(笑)。

  • おもろいな〜^^;
    ぜひNHK杯の読み上げで、ナベアツさんに特別読み上げ人として出てほしいです(笑)

  • > ひょい。さん
    NHK杯の読み上げの方ご本人に、直接はじけてもらってもいいですね(笑)。
    ちなみに学生時代、大学将棋部にて安食女流プロとは何度か将棋を指しました。

  • > NOIKEさん
    flashVarsにて、”afo = true”と設定すると3筋の着手のみアホ読み上げが発動するようにしておきます。

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