続・次の一手初段コース

1/13のコラムで取り上げた、次の初段コースの傾向のうちの1つ

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・必死をかける
自玉は一手一手で受けが全くないが、二手スキの形。たいていゼット形(どんな駒を相手に渡しても自玉は詰まない)。したがって、必死をかければ勝ち(正解)。初手が奇抜だが、初手さえ見えれば後は簡単で、3手必死くらいの問題が多い。ときどき駒指定ゼット(斜め駒ゼット、飛車ゼットなど)だったりし、この時はそれを渡さないように必死をかける。

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についてさらに考えてみる。このタイプの問題図から、対局を始めるとどうなるであろうか。後手番を神、すなわちすべてを読みきっている者とする。
右図は、先手の勝率を描いたグラフである。「次の一手初段コース」であるから、理論的には初段、すなわち24レーティング1500点(ただし24の段位は非常に厳しめなので、あくまでも目安)以上の人は詰めろ→必死→詰みまですべて読み切っており(当たり前の話だが、次の「一手」だけ当たっているだけでは正解にあらず。運やカンだけである。そこから神に逆転されるであろう)1500点付近で、勝率が極端に上がると思われる。2000点になれば、正答率は100%であろう。逆に、次の「一手」を逃す者はあえなく敗れることになる。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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