「NHKオンデマンド」と将棋
過去のNHKの番組をインターネット上で再配信するサービス「NHKオンデマンド」が、12月1日に開始した。
そして本日、このサービスの立ち上げに関して、NHKオンデマンド室部長へのインタビュー記事が「CNET Japan」に載っていた。
1週間のみ配信する「見逃し番組」では、連続テレビ小説「だんだん」が常に上位ランクインしているほか、報道系の「経済最前線」、教育テレビ「将棋の時間」など、放送コンテンツとしては視聴率の高くない番組がトップ10に入ることもあります。
将棋ファンとしては苦笑い、といったところか。
テレビの未来、放送の未来
上記記事は、Webサービス展開を図る「放送業界のドン」の今後の動向を探る上でとても興味深い。とりわけ、著作権絡みの対応でとても苦慮しているのが伺える。なお記事中、
一部の芸能事務所などでは、インターネット利用に強硬な反発姿勢を見せるところもありますが。
とあるのは、「ジャニーズ事務所」のことだ。
放送とWebの関係について、他に興味深い記事としては例えば以下のようなものが挙げられる。興味ある方はご覧あれ。
この冬NHKとフジテレビがインターネットの番組配信サービスに本格的に乗り出した。いずれも有料で、看板番組を提供するのが大きな特徴だ。テレビの見方はどう変わっていくのだろうか。
今月の動きの中でとくに注目されるのは、朝日新聞社、テレビ朝日、KDDIの3社が12月15日に発表したネット関連での業務提携だ。第1弾として、朝日新聞の記事やテレビ朝日のニュース映像などをKDDI(au)の携帯電話に一斉同時配信する有料サービスを来年夏に開始する。
テレビに未来はない
まぁいずれの方向に文化が移り変わろうが、「テレビ」という製品は不滅だと私は信じている。
なお、「NHKオンデマンド」はテレビの「アクトビラ」機能を使えばテレビでも閲覧可能。
アクトビラの性能向上(そのためには放送規格から変更必要か)、および知名度向上が地デジ浮沈の鍵かもしれない。今のアクトビラじゃ私は使う気がしない。・・・と言ってもわかる方はほぼ皆無だろう。「地デジの便利なところってEPGが見られることくらいじゃないの?」と。「DLNA」は論外。それが地デジの現状。
追記
さらに本日こんな記事が。
NHKとフジテレビは7日、コラボ企画「イチか?バチか?プロジェクト〜若者の底力〜」を発表した。NHK教育「真剣10代しゃべり場」と、フジテレビ「MANNINGEN」の、それぞれのスペシャル番組に互いの出演者が登場する。最後に取りまとめ番組として「まとめ総括“若者の底力″(仮題)」を、フジテレビのスタジオからNHK教育、フジテレビ、それぞれの切り口で同時に生放送する。
民放同士では最近ちらほら「同時中継」が見受けられたが、NHKまでも。紅白でのコラボ(参考:「asahi.com(朝日新聞社):フジの目玉で紅白視聴率上昇」)で好感触を得、踏み切ったのだろうか。放送業界、良い意味で必死だ。
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