「将棋世界」2009年5月号発売
先日発売された「将棋世界」2009年5月号に載っている三間飛車関連のトピックスを、いくつか紹介しておこう。
目次
付録に「定跡次の一手 対後手三間飛車急戦の基本」
監修・森下卓九段の「はしがき」に
今回の付録は居飛車を優勢にするのが目的ではないため、むしろ三間飛車党の方の参考になるだろう。
とある。確かにとても参考になるのでご覧あれ。
ただし、定跡通の方が見たらあることに気づくかもしれない。そう、第2問以降は、本筋から外れた変化手順の定跡。言ってみれば、壮大なココセなのだ・・・。
順位戦B級1組 ▲久保八段(「新・石田流」採用)VS△井上八段戦の自戦記
じつに11年ぶりにA級復帰を決めた、井上慶太八段の自戦記が載っている。対する先手・久保利明八段のとった戦法は、新・石田流(7手目▲7四歩)。参考になる。
ただし結果は既報の通り井上八段の勝利。
棋王戦第2局の解説が無い!
升田幸三賞受賞の新手「早石田▲7五歩」を生んだ、第34期棋王戦第2局。
この解説を楽しみにしていたのだが、第3局の解説に多くのページを割いており、第2局の解説はなんと無し!
おそらく6月号に、将棋大賞や升田幸三賞の選考会の模様紹介とともに、この新手の解説が載ることだろう。楽しみに待つことにしたい。
この記事を書いた人
「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。
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