将棋倶楽部２４　月度レーティング十傑の平均Ｒ推移　2009年３月時点

歴代最高レーティングのグラフも追加

2008/09/06のエントリー「将棋倶楽部２４　月度レーティング十傑の平均Ｒ推移　2008年８月時点」以来、およそ８ヶ月ぶりに、「将棋倶楽部２４」における月度レーティング十傑の平均レーティングをグラフにしてみた。まだ４月は終わっていないので、2009年４月のデータはありません。
今回は、歴代の最高レーティング保持者の推移も併せて載せてみた。

（オリジナルサイズの画像はこちらで参照できます）

ついに3000点を突破

上図を見てお気付きの通り、先月（2009年３月）ついに十傑平均レーティングが3000点を突破してしまった。しかも一気に3033点。
3100点台が２名（現時点で２４最高Ｒ保持者でもあるyomoni-氏と、pameus氏）、3000点台が４名もいるのだから納得だ。従来、レーティングが圧倒的に高い方々は、一局一局じっくりと指すためか、月間対局ポイント不足で対象外（十傑に入らず）となることが多かったような気がするが、最近は超トップクラスの方々も積極的に対局数をこなしているようだ。なお、対局ポイントについては以下の通り。

月度レーティング十傑戦
月度レーティング（月度R）のベスト１０です。

その月の対局ポイント３０以上の方を対象にしています。
月度レーティング：その月のレーティング最高点。

対局ポイント：早指１、通常と長考２、R点移動なき対局は０ポイントで計算。

補足説明しておこう。例えば、3100点付近の方が対局不足だった場合、代わりに下から2900点付近の方がランクインすることになる。この場合、

(3100−2900)／10

で、20点くらい十傑平均Ｒが下がることになる。この差は大きい。

予測大ハズレ？

上述の前回のエントリーで、私は下記のように述べた。

月度レーティング十傑平均が安定して3000付近となるのは、2010年４月頃と予測しておこう。はてさて的中するかどうか。

どうやらこれは大ハズレとなりそうだ。おそらく今月も十傑平均Ｒは3000点を越えるだろうし、もはやすでに「十傑平均Ｒ3000点安定期」に突入しているのかもしれない。予想を大幅に超える、「１年前倒し」状態なのだろうか。今後の行方を見守ろう。

十傑平均Ｒと最高Ｒとは、同ペースで上がっている

今回グラフ化してみて、十傑平均Ｒと最高Ｒは同ペースで上がっていることがわかった。当然といえば当然の傾向だが、今回視覚化してみて、こんなにも気持ちよく傾向が見てとれるとは思っていなかった。目からウロコが落ちた気分だ。

ただし、最近は十傑平均Ｒと最高Ｒの差が若干縮まっているようにも見える。これは「将棋倶楽部２４」という戦いの舞台が成熟してきたため、ずば抜けた人が生まれにくくなった（バラツキが減った）ことが要因の１つと考えられる。これについては、例えば下記を参照下さい。

• 2005/04/12のエントリー「４割打者論 」
• スポーツナビ｜野球｜ＭＬＢ｜“４割概論”――４割打者誕生の可能性に迫る（１／２）　木本大志の『ICHIRO STYLE』 VOL.2

収集データ

「月度レーティング十傑＋平均」一覧表を以下に示す（「続きを読む」が表示されている場合はそれをクリックして下さい）。
縦軸に年月。横軸に、それぞれの年月における１位〜１０位のレーティングと、その平均（Average）を示している。