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「下町流三間飛車」の使い手、小倉久史七段
三間飛車党の方々にとって小倉久史七段といえば、「下町流三間飛車―居飛穴攻略の新研究 (振り飛車の真髄)」でお馴染みだろう。
下町流三間飛車―居飛穴攻略の新研究 (振り飛車の真髄) | |
小倉 久史
毎日コミュニケーションズ 2006-04 |
その小倉七段が、第17期銀河戦にて三間飛車の連続採用で4連勝。Aブロックの最多勝ち抜き者として決勝トーナメント進出を決めている。しかも、今流行の石田流ではなく、序盤早々にすぐ△4四歩(または▲6六歩)と角道を止める、いわゆる「ノーマル三間飛車」で、だ。
参考URL
- 「第17期銀河戦本戦トーナメント」
- 「囲碁・将棋チャンネルホームページ」・・・画面左の「銀河戦」から辿っていけば棋譜が閲覧できる。*1
特筆すべき内容
しかも勝ちあがってきた内容がすばらしい。以下に簡単に列挙してみよう。
4局中3局が後手番
島九段戦を除き、3局が後手番。厳しい後手三間で勝ち抜いている。
残る戦いにも大いに期待
ちなみに、小倉七段は最多勝ち抜き者として決勝トーナメント進出は決めているものの、まだ本戦トーナメントは終わっていなく、残るは行方尚史八段と三浦弘行八段の2人。こちらの戦いにも期待しよう。流れからいうと、三間飛車戦法で貫いてくれるだろう。もちろん、決勝トーナメントでも?
*1:ところで、以前からずっと気になっているのだが、なぜ「囲碁・将棋チャンネルホームページ」はフレーム構成になっているのだろう。どのページもURLが同じになってしまうので、非常に使い勝手が悪い。ページを参照・紹介するときにとても不便だ。SEO的にも良くないはず。修正した方が良いと思う。
*2:ご存知「虹色四間」のもじり。「5五の龍 - Wikipedia」参照。
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