将棋倶楽部24最高レーティングは、いつ10000点を超えるのか?

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pameus氏、24最高レーティング記録を更新

2009/05/27、pameus氏が将棋倶楽部24でレーティングを3151点まで伸ばし、最高レーティング記録を更新した。

これまでの最高記録は、2009/03/28にyomoni-氏が記録した3129点だったので、わずか2ヶ月で22点も記録が更新されたことになる。

2009/06追記

2009/06/06、pameus氏は最高レーティング記録を3170点にまで伸ばした。恐るべし。(追記ここまで)

4月の十傑レーティング平均は並みの数値に

2009/04/29のエントリーで述べた通り、2009年3月に十傑レーティング平均が一気に3000点を越え、3033にまで達し、この先どうなってしまうのかと驚いたものだった。

が、4月のR平均は2977.5点と想定範囲内の数値に戻った(下図参照)。

十傑レーティング平均推移 2009年4月時点
  • 十傑R平均の線形回帰・・・ Y = 3.08 * X + 2715.46
  • 最高Rの線形回帰・・・ Y = 2.3 * X + 2940.34

5月の十傑Rはまだ発表されていないので、4月までのレーティングデータを用い、グラフを更新した。今回は、十傑R平均および最高Rに加え、それぞれ最小二乗法を用いて直線近似したグラフも載せてみた。

今回X軸は「ヶ月」を表している(図中の「週」は誤植です。すみません)。集計が開始された2002年8月が第0ヶ月目にあたり、最新の2009年4月がちょうど第80ヶ月目にあたる。

10000点を越える日

数日前の「将棋倶楽部24」のトップページに、下記のような久米宏席手のひとことが載っていた。

★4009年5月30日ついに24最高R10000点突破
観戦者10万人が見守る中、先手yomo212121212121さんで対局開始。▲76歩△34歩の次の三手目が絶妙手で後手無念の投了。
yomo212121212121さんR10002点を達成し第516代最強者となりました。ついに最高R5桁時代に入りました。
・・・2千年後はこうなるんでしょうか?

なるほど。観戦者10万人は、システム的にはそう遠くない未来に現実的なコストで実現可能となるだろう。ただし、可能となったところで実際に10万も観戦者が集まるのかどうかはわからない。海外ファンの増加が大きなポイントとなるだろう。興味深いし、実現されることを期待したい。
「▲76歩△34歩の次の三手目で投了」は、生身の人間同士の対局ではいつまで経ってもあり得ないと思う。*1

とりわけ私が興味を持ったのは、

★4009年5月30日ついに24最高R10000点突破

の箇所。はたして、実際にはいつごろ最高レーティングが10000点を突破するのだろうか。いやもしくは、突破する日はくるのだろうか。
仮に上の図で、直線近似したグラフをそのまま伸ばしたらどうなるか?それは下図の通り。

十傑レーティング平均推移 予測

途中で十傑R平均が最高Rを越えてしまっており(苦笑)、本仮説の通りにうまく推移しないのは明白だ。

それでもあえてそれぞれのグラフに基づき最高R10000点突破の年月を推定すると、以下の通りとなる。

  • 十傑R平均の推移に従うと仮定した場合・・・2365ヶ月目=2199年9月
  • 最高Rの推移に従うと仮定した場合・・・3070ヶ月目=2258年6月

23世紀中には最高レーティングが10000点を越える見通しとなった。

4009年、すなわち41世紀なんていう考えも及ばないような時期ではなく、実はこれまたある程度現実的な時期(?)に最高R10000点越えは達成してしまうのかもしれない。

目撃者となる夢は、玄孫あたりに託すとしよう。

参考(当ブログの過去のエントリー)

*1:人間の思考が、漫画「火の鳥」(手塚治虫 著)未来編で描かれているマザーコンピュータのような存在に支配されていない限り。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • R10000の世界は面白いですが、直線での外挿は少し無理が有るようです。成長曲線など別の要因を加えて見てはと思います。コンピュータのRの伸びはある程度推定出来るようですのでコンピュータ将棋のRとの乖離を調べると面白いかも知れません。

  • > HRPTV5Cさん
    コメントありがとうございました。参考になりました。
    ご指摘の通り、直線的に永久に伸びていくことはないでしょうね。

    なお、文中の誤記に気付き、修正しました(「ヶ月」と書くべきところが「週」となっていました)。

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