前回のコラムを書いていて、書きながら疑問に思い続けていたことがある。
「超初心者」って何だ?
思い浮かべていたのは、2歳くらいの幼児である。ルールを覚えている程度、というかルールを完全に把握していない。手に触れた駒を動かすだけ。保護者が「それは反則でちゅよー」と指摘し、保護者が局面を戻し、また赤ちゃんが駒を適当に動かす。将棋のルールに基づいた手が放たれた瞬間、手番が相手の赤ちゃんに渡る。このようにお互い待ったをし続けながら、将棋を進めていく。
しかし良く考えてみると、これでは勝負は付かないのではないだろうか。さらに考えていくうちに、以下の定義が最も適切だと思えてきた。
すなわち、「最善手しか指さない神」の対極的存在、「最悪手しか指さない悪魔」である。
しかしここで更なる疑問が。「最悪手とは?」。間違いなく、最悪手しか指さない者同士の対局は、勝敗が付かない。変則詰将棋ルールでは、「バカ詰め」というものが存在する。バカ詰めの局面にまでたどり着けば、勝敗が付く。しかし、初形からでは不可能。
長くなったのでこの辺でやめておく。「バカ詰め」のルールなどについては、また次回以降。
コメント
コメント一覧 (1件)
ばか詰(協力詰)ではなく、自玉詰(自殺詰)の間違いでした。失礼。