検索エンジンとHTML構造化

例として、前日紹介したBIGLOBEの検索を利用して、「将棋 リンク」の二つの検索キーワードで検索をかけてみよう。「将棋リンク集」がぶっちぎりの1位となっていることがよくわかる。中身を見ると、なんともシンプルなページ。HTMLソース的にもそのシンプルさは一目瞭然で、入れ子構造となったリストタグ(ul,li)がシンプルに並ぶ構成になっている。人間にとってはこのページは、シンプルすぎてつまらないと思うかもしれない。しかしこのようなページが、サイト巡回検索ロボットにとってはとても中身が濃く(無駄なタグがほとんど無い)、有益なサイトに見えるのだ。だから上位に進出する。
上記サイトはロボット向けに仕組まれたものなのか、と誤解を招く恐れがあるのでしっかり書いておくが、人間にとっても間違いなく有益なページである。「特定分野の(例えば将棋の三間飛車戦法の)有益なサイトを探そう」と将棋系リンクサイトに訪れたとき、目的のサイトさえ見つかれば、その人にとっては基本的にデザインは問題ない(よいに越したことはないが)。リンクページは何度も何度も訪問するものではなく、目的のサイトが見つかることがベスト、それ以上は何もない。
その意義において、上記サイトは最もシンプルにその目的を果たせるものになっている。縦に間延びしている感はあるが、最上部に分野別の大きなくくりでのリストが表示してあるので、不満はない。何よりデザインについては、HTML文書の構造化がなされているのでCSSで後からほぼ自由にレイアウトできる。この最後の部分が最も重要。レイアウトをCSSで制御できるようになった今(まだ早いかな)、なるべくシンプルにサイト構築していくべきだと個人的には思う。これから1からホームページを作成していこうとする方にはなおさら薦めたい。とはいっても、自分を例にとってもCSSは非常に難しいことはわかっているが。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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