チェスの駒を持って動かす「Chess Playing Robot」

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Maker Faire

2009/05/30,31、アメリカのサンマテオというところで、ものづくり野郎の祭典「Maker Faire」が行われた。映像から察するに、その規模は本当にすさまじい。2009/05/23,24に八王子で行われた「Make: Tokyo Meeting 03」とは文字通り桁違いだ(とはいえMake: Tokyo Meetingも回を重ねるごとにその規模は大きくなってきている)。

「Chess Playing Robot」

その会場にて、チェスの駒を実際に握って動かすロボットアームが展示されていたようだ。

A homemade system comprised of a sensory chess board, a robot arm, and an open-source chess engine (GNUChess) to create a robot arm that plays chess.

画期的だなぁと思って観ていたのだが、上記YouTube動画の関連動画にも、似たような動画がいくつも上がっていた。何人かの研究者の方々がトライを続けているようだ。
下記の動画もすごいな・・・。こんなチェスセットが市販(見た目の完成度から察するに、市販に見える)されているのか・・・。

指し手をリアルタイムにPCに取り込むチェス盤が売られている

大学院時代の私の研究は、カメラ(視覚センサ)とウン百万円するロボットアームを組み合わせたビジュアルサーボシステムだった(ロボットアームを壊しやしないかとハラハラしながらいつも実験していた)のだが、やる気がなかったために何の成果もないひどい結果に終わった。

そのあまりの達成感の無さが深層心理にくすぶっているのだろうか、未だに時々夢に出てきてうなされる(学生の皆さん、取り組んだ事柄には悔いが残らないようにしたほうが良いですよ)。ロボットアームを見ると、そのときの苦い思い出が少し蘇る。

閑話休題。強いコンピュータチェスプログラムと、アームの軌道生成はまあどうとでもできる(もちろん良い出来、悪い出来はあるし、握る力加減の制御とか気になるけれど)として、相手の指し手をどうやって抽出しているのだろうと思ったら、なんと相手が駒を動かしたらその動きを自動的に解析してくれるチェス盤が「売られている」ようだ。圧力センサとか、磁気センサとかだろうか。駒は普通の駒?

The plug & play DGT electronic chess board brings you the best of two worlds. The classical game of chess finaly merged with 21st century computer and internet technology.

さすがチェス、ワールドワイドなゲームなだけにクレイジーな商品と商売が成立している(採算がとれているかどうかはわからないが、とにかく商品化されている)ものだ。

将棋だと持駒と駒台と成りが・・・

将棋の場合はと考えると、そう、『将棋だと持駒が・・・。立て掛けチェス「STRAIGHT UP CHESS」』でも述べた通り、持駒と駒台が相当厄介なのだ。駒台上には、好き勝手な配置で駒を置かれてしまう。そして、駒を取ったり、持駒を打ったり、成ったり・・・。
私自身、圧力センサを購入してArduinoと組み合わせ、指し手を自動抽出する将棋盤を自作してみようかと検討したことがあったのだが、駒台がネックなので止めてしまった。ゲーム性は将棋のほうが高く、世界に対して大いに誇れるところだが、メカ的、コンピュータ的にいろいろと苦労があって技術革新が遅れているのは、少し悲しいところではある。

補足:Arduinoの参考

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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