三間飛車道場第1巻 書評

ついに発売された、「東大将棋ブックス 三間飛車道場」。私も先週末に早速購入した。

三間飛車道場〈第1巻〉居飛穴VS5三銀 (東大将棋ブックス)
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star未だ決定版なし
star居飛車は強かった

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第1巻のサブタイトルは、「居飛穴VS5三銀」。先手居飛車穴熊に対し、後手の△5三銀型三間飛車である。細かい目次に関しては上記リンク等を参照されたし。
5/20のコラムで、三間飛車道場の構成について簡単に予想し、持久戦編に関して

「対居飛車穴熊+対左美濃に対するコーヤン流(真部流)だけで一巻分埋まるだろうか」

と述べたが、大間違いだったようだ。対居飛穴真部流だけで一巻分簡単に埋まってしまうとは。しかも居飛車先手番の戦型だけで、だ(とはいえ、東大将棋ブックスの傾向を考えると振り飛車先手番編は出ないだろう)。
居飛車穴熊をテーマにしたものは、もう一冊くらい出るだろうか。となると続くのは、中田功XP(「島ノート」参照)のような△6二玉型や、△7二玉型、△7一玉型などをまとめた「居飛穴VS三間飛車急戦」編か?いや、これはさすがに一冊の分量は無理だろう。最有力は「相穴熊」編か。この戦型が定跡化されるのはうれしくないが、個人的には最も興味がある。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 序章の基本図までの駒組みを読むと、次巻は石田流とか向かい飛車に振り直すのとかのようですね。

  • 確かに、その通りですね。序章には全然目を通しておらず、気付きませんでした。しかし、いまさら△2二飛型を紹介しますか・・・。手数変わらず四間飛車からも目指せる形ですし、あまり読者のニーズがない気がすると考えているので、個人的には意外な感じです。

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