本日NHKで放送された将棋の日・席上対決、谷川VS森内(段位・敬称略)の一戦は、▲居飛車穴熊VS△三間飛車+6筋位取り美濃だった(上はその途中図)。短い持ち時間の中で、白熱した面白い将棋だった。特に終盤戦、森内玉に詰みがあったにもかかわらず、谷川・森内両先生が見落としたことが興味深い。
数手前から▲7八馬と銀を取るタイミングを図っていたので、馬を出る発想が全く抜け落ちていた。先入観を持つ事の怖さを改めて感じた一局だった。
先入観が悪さをしたという。コンピュータの読みならば、文句無く一瞬だっただろう。先入観の悪影響については、以前2004年3月4日のダイアリーで述べた。
「一手30秒」のような短い持ち時間の将棋ならば、2010年くらいにはコンピュータは名人相手に10局指せば一発入るくらいにはなるのではないか、と個人的に感じた一局だった。
注:上の記述中、一発入るまでの対局数を10局にするか、20局にするか、はたまた50局にするか、何度も何度も書き直しています(笑)。覚悟を決めて、「10局指せば一発入る」、ということで。甘い見込みかな・・・
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