非常に飽きっぽい私が、「三間飛車のひとくちメモ」というサイトをすでに2年半近くも続けている。秘訣というほどのものでもないが、コツをサラッと書いてみる。大きなポイントは2点。
Webは「アーカイブ」でもある
まず1つ目は、更新がしばらく滞っても焦らない。閲覧者の方々の期待を過度に受け止めすぎる必要は無い。そして、「更新を止める」→「閉鎖」と短絡的に考えない。「インターネットは情報ハイウェイ(もはや死語っぽいが、真っ先に思い浮かんだのがこの用語だったのでご勘弁下さい)なので、更新を停止したらもう時代に追いつけない、終了」とは思わないほうが良い。
インターネットの別の側面、「半永久的にデータを置いておけるアーカイブ(保管所)」という見方を持っておいたほうが気楽だろう。ちょくちょく見に来る人もいれば、10年後に初めてインターネットを触る人もいるわけだ。その人が自分のサイトを見てどう思うか。目先のアクセス数にこだわり、将来的に価値のあるものになっているだろうか。その視点で自サイトを眺めてみるのも効果的かもしれない。
自分を飽きさせない
2つ目は、「統一コンセプトを持ちながら、ホームページ作成意欲を多面的に沸かせてくれるようなサイトにしておく」こと。閲覧しにくる方々は、「〜を見たい、〜を知りたい」というように、あるテーマを持ってサイトに訪れるのが一般的なのだから、最低限の統一テーマは必要だろう。
その一方、作る側の都合として、趣味、興味、マイブームなんてコロコロ変わるものだから、それらの発散場所としていろいろと受け入れてくれるようなコンテンツ、仕組みを備えておくことが好ましい。
「三間飛車のひとくちメモ」でいうと、「将棋」という大前提の共通テーマを持ちながら、
- 「将棋の勉強をしたいな」と思ったら、棋譜調べや戦法研究をする。そしてその延長として勉強内容からネタを探して、「最近のひとくちメモ」を更新する(ただし文章にまとめるのが難しいし、非常に時間がかかる。何より無償奉仕活動である)
- 「最近のひとくちメモとはコンセプトの異なることを何か書きたいな」と思ったら、ひとくちコラム「将棋の神様」(これ)を更新する(ただし、コンセプトの境界が非常に曖昧になっている)
- ネタ作りが面倒くさかったら、「最近のひとくちメモ」に溜まったネタを各戦法別ひとくちメモに移す作業を行なう(単純作業。現在は「猫だまし戦法」を1つのくくりにまとめる、という作業がメイン。2005年1月からやっているが、非常にのんびりのため未だ終わらない)
- 「Webアニメーションをいじり、Webアニメーションを勉強したいな」と思ったら、Macromedia Flashで「フラ盤」を作る
- 「ホームページデザインセンスを身に付けたいな、ホームページデザインに懲りたいな」と思ったらスタイルシートをいじる
というコンテンツ群が挙げられる。そして暇ができた時、「これなら今やってもいいか」というものを気分次第で選択し、更新作業を行なう。
以上の2点。あくまで参考までに。
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