ネットワーク対戦将棋アプリ構想雑記

たとえば2つのチェス・アプリを例に考えてみよう。どちらもマルチプレイヤー・ゲームをサポートしていないし、iPhone以外の端末上のプレイヤーと戦う機能もない。その場にいる友達とチェスをすることができる。ただそれだけだ。たとえば、遠く離れたワシントン州に住んでいる私の父のiPhoneにアプリをダウンロードさせて、非リアルタイムで、父とチェスができたらいいと思う。そうしたことを可能にする機能が用意されているのにデベロッパーは手をつけようとしない。もしあるアプリがそうした機能を実装すれば、チェス愛好家はそのアプリに殺到するだろう。そうなれば他のライバルが追いつくのはたいへ難しくなる。同じことがスクラブルその他のゲームについても言える。

まだやっている人はいないのか。意外だ。
長期サバティカル休暇でももらって、将棋版ネットワーク対戦iPhoneアプリの開発に没頭してみたいものだ・・・
しかし、「将棋倶楽部24」iPhone上でできるならば意味ないか。できるのかどうかは知らないが。ご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。

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「24」の進化版、「将棋倶楽部25」は現れないのか?

ところで、ネットワーク対戦将棋元祖(?)の「JAVA将棋」を、2000年ごろに「将棋倶楽部24」が駆逐して早8年(当時大学生の私は、この過渡期を実体験している)。将棋倶楽部24の対抗馬は現れないし、そのためか24は別段機能も進化せず安泰な運営を続けている。なかなか新参は現れないものだなぁ(携帯上のネットワーク対戦アプリは除く)。
SNS機能と組み合わせ、下記のようなことができれば、数倍良くなるのに。

  • 自分の棋譜一覧閲覧やブログ(対局日誌)を書き込めるマイページを作れる。マイページには、棋譜閲覧用に盤が表示されている。
  • マイページの上記盤上から、対局場へも接続可能。(もしくはSNS上の共有ページ上からでもよい)
  • 他人のページへの来訪者は、その人の棋譜一手毎にコメント記入可能。本人のコメントと来訪者のコメントは別管理。マイページで全員の棋譜にコメントをできてしまっては、行き来のコミュニケーションが損なわれそうなので、他人の棋譜へのコメント付けはその人のページで。
  • 「初段を目指す会」などのサークル(コミュニティ)作成機能。(SNSには標準搭載されている機能)
  • 対局相手との棋譜は、お互い承認確認(コミット)しあえば一緒に本人コメントの編集ができる。つまり、同一の棋譜に対し、
    • コミットしあわなければ自分と対戦相手の棋譜はそれぞれのマイページに別々に保存される。各自排他的にコメントを付けられる。(知らない人が編集したコメントが、自分のページの棋譜コメントに反映されては嫌なので)
    • コミットしあえば、自分と対戦相手の棋譜は共有化される。相手がコメントをつければ、自分のページで見たその棋譜にもコメントが自動的に追加される。
  • フォロワー登録機能。フォロワーの対戦履歴、棋譜等はマイページの盤で検索確認可能。(コメント記入は不可)
  • 「あじゃ盤」機能も付けられれば最強。ちなみに、「あじゃ盤(Ajax盤)」という名前は「フラ盤(Flash盤)」の名称にインスパイアされて付けた、と開発者ご本人様から数年前にコメントをもらったのだが、ログがどこかにいってしまった。と覚え書き。

※参考図↓ (フラ盤プレーヤーではありません。GIF画像です。)

これらは、MySpaceMixiに貼れるOpenSocialアプリとしても実現可能な気がする。いや、対局は無理か?でも、棋譜閲覧だけでもこのアプリは面白いのではないだろうか。勝手に「みんキフ」(「minkif」。「みんなのキフ」の略。「みんゴル」に対抗)というアプリ名称までは先走って考えている。

・・・といった構想は5月くらいから持っているのだけれど、全く着手できていない。技術力がない上、構想が壮大すぎる。

「24」の運営

1998年に富士ゼロックス社内ベンチャービジネス事業としてサービスが開始され、2001年には有限会社化された。2006年11月1日には、同社のインターネット将棋対局事業を日本将棋連盟に譲渡することで合意した。

1998年10月31日に将棋倶楽部24サイトをオープンし、現在に至るまで富士ゼロックス株式会社社内ベンチャーとして活動してきました。2年半経過し、順調に立ち上がることができました。このたび、「大丈夫だろう」と独立を承認していただきました。\(^o^)/

代表者の久米宏さんには尊敬します。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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