「梅田望夫 - コラム・オピニオン - MSN産経ニュース」に、今年度前半の羽生善治名人の活躍がまとめられている。梅田望夫さん(id:umedamochio)のブログでも、その他将棋関連ブログでも紹介されていないようなので、ここで紹介しておく。梅田さんの文章ではなく、8月18日から30日まで大阪夕刊に連載された記事とのこと。
復活した羽生(1)
今将棋界では、棋聖に復位し4冠になった羽生善治さん(37)が、「また7冠制覇をやってくれるかもしれない」とにぎやかになってきた。
5月に行われた久保利明八段との棋聖戦・挑戦者決定戦では、並行して名人戦七番勝負を戦っていたこともあり、少し疲れているようにも見えたが、相手の研究手順を粉砕した。控室にいた佐藤康光棋聖の顔が、一瞬険しくなった。
このエピソードに始まり、以下輝かしいエピソードが12個も続く。わずか4月から8月の間だというのに。メインエピソード以外の、「過密対局スケジュールの合間をぬって中国へ講演に出かけていた」といったおまけエピソードにも度肝を抜かれた。
最近はとりわけ竜王戦における対丸山忠久九段戦と対深浦康市王位戦での神がかり的な逆転劇が印象に残り(棋譜と解説は「-第21期竜王戦中継/決勝トーナメント-」参照)、一局一局のミクロな視点における強さが目立っているが、ここ数ヶ月間の活躍をマクロに眺めてみても、改めてすごいと感じる。
「羽生永世名人誕生」のニュース(参考:「asahi.com(朝日新聞社):羽生「最強」時代、再び 執念で永世名人に - 将棋」)で将棋に興味を持った方々にとって、とても参考になると思う。もちろん従来からの将棋ファンにとっても、良いまとめページが存在することはとてもありがたい。
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