大局観をフレームワークに学ぶ

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将棋ネタがうまくちりばめられたコンサルタントブログ

2009/08/02のエントリー『「将棋に学ぶタイムマネジメント」に学ぶ将棋』で、川口雅裕氏という方のブログ「関西の人事コンサルタントのブログ (大阪・京都・神戸)」の中のエントリーを紹介した。「将棋における時間の使い方を参考に、タイムマネジメントのポイントを指南する」という内容で、勉強になるとともに将棋のすばらしさを再認識することができた。

さてこの方、本当に将棋がお好きのようで、以降も将棋に関連した名エントリーを書いている。

他にも、タイトルに将棋用語は出てこないが将棋に関連したエントリーがある。
とりわけ最初の「フレームワークの大切さを将棋に学ぶ」に考えさせられた。少し長くなってしまうが、引用させていただきます。

仕事は目の前のやるべきことに意識を集中してしまうと、うまくいきません。目的は何か、それに対して今どうなっているのか(順調かそうでないか)、原因や問題点は何か、どうすればそれを解消しうまく進められるか、という目的や全体を見据える視点が大切で、これが無いとズレた仕事になってしまいがちます。同様に将棋でも、今の局面だけを見て何が最善手か・・、と考えていると勝てません。
形勢判断のフレームワーク「堅さ。駒の損得。駒の働き。手番。」というのがあって、(1)王様の守りはどちらが堅いか、(2)戦力はどちらが多いか、(3)駒はどちらがよく働いているか、(4)次はどちらの手番か、で現在どちらが有利か不利かを判断します。有利ならそれを拡大するという目的に沿った手を、不利なら粘るとか混沌とさせるとかいう目的に沿った手を、という方針に基づいて次の手を検討することになります。

そう、将棋ではこのような形勢判断のフレームワークを常に考えながら戦っているのだ、そしてそれが知らぬ間に自分の血となり肉となり、実社会で活かされているに違いない、将棋をやっててよかった・・・
と悦に入りたいところだったが、自分の将棋の読みを振り返ってみると、戦いが始まる前、つまり序盤ではこのような心構えで戦っているものの、いざ戦いが始まってみると熱くなってしまってあまり考えていないのではないか?と今更ながら気付かされた。盤面全体を眺めてはいるものの、結局は短期的な折衝を良くしようとしているだけではないか・・・

大局観で戦う

全然将棋を指していないせいで、たまに指すと全然いい手が見えなくて(前からか)熱くなってしまう今日この頃だが、若い頃と違って論理的に将棋を指して楽しみたい(もちろん結果も出したい)、そう考えさせられる名文句だった。感謝。

仕事の方?日々大熱戦。

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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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