三間飛車の美しさに惹かれる深浦康市王位

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美しい将棋、三間飛車

@sancya_aiさんのつぶやき

で、2003年当時の深浦康市八段(当時)のインタビュー記事を知った。

その中で、深浦現王位は三間飛車への興味について語っている。

振り飛車の中では三間飛車に興味があります。このごろ「美しい将棋」を指していないなと思って、三間飛車を選んでみました。三間飛車では、5七銀から4六銀と上がる形が美しいなと思います。四間飛車は定跡化が進みすぎているし、結局は居飛車のような戦い方になるので、あまり食指が動きません。

深浦王位が挙げている、三間飛車を好む理由、そして四間飛車を好まない理由は、私の考えにも同様に当てはまる。
「5七銀から4六銀と上がる形」とは、いわゆる「真部流」のことだ(第1図)。
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このインタビュー記事には、第52期王座戦2次予選、対土佐浩司七段戦(先手・深浦八段の三間飛車VS後手・土佐七段の居飛車穴熊)における次の一手問題も出題されている。他にも、当時の深浦王位のエピソードや心境がいろいろと書かれている。

興味ある方はぜひご覧あれ。思いがけなく古い記事を読み、懐かしくもありとても面白かった。

参考:「真部流」の関連書籍

所司 和晴 毎日コミュニケーションズ 2004-06
羽生 善治 (著) 発売日:1992/10/1
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この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

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