AR技術でなるぞうくん(from ハチワンダイバー)を再現(1)

目次

「AR」とは

「AR」(Augmented Reality)をご存知だろうか。最近各所で結構話題になっている気がする。

拡張現実(かくちょうげんじつ)とは現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。英語表記はAugmented Reality 、省略形はAR。

この技術を将棋に適用して面白いことができないかと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのがこれだ。

なるぞうくんを盤上に再現してみる

「なるぞうくん」は、将棋漫画「ハチワンダイバー - Wikipedia」の登場人物・文字山ジローの代表作で、またその漫画に登場する「歩」のキャラクターの名前だ。

ハチワンダイバー 3 (ヤングジャンプコミックス)
ハチワンダイバー 3 (ヤングジャンプコミックス)
集英社 2007-06-19
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
star職業を懸けた戦い、リアルな夢。
star本編はいいが、描き下ろしが駄作
star使われてる棋譜も「超」ハイレベル!

Amazonで詳しく見る by G-Tools

なるぞうくんは駒の上を浮遊している。これをARで再現してみた。Webカメラで撮った映像に、後からなるぞうくんのグラフィックを乗せたわけではなく、リアルタイムで自動的になるぞうくんが駒の上に乗るようになっている。拡大・縮小も自動。

私は3Dグラフィックスを描画した経験が無く、即興で数時間かけて作ったこのなるぞうくんが初作品となる(笑)。3Dグラフィックス作成ツール「Metasequoia」(詳細は後述)上でレンダリングした時点では下図のようにまあまともなデザインなのだが、「FLARToolKit」(詳細は後述)に組み込むと、上の動画のようにハリボテになってしまう(苦笑)。

モデリングにあたり参考にしたのは、ググって見つけた下の写真。

また、PCのスペックが非常に悪く、画像処理に大きくもたつくためか、なるぞうくんが変な動きを見せたり点滅したりしてしまっている。また、映像のコマ落ちも激しい。お見苦しくてすみません。今後の課題とします。

募集!

私の3Dグラフィックス描画技術では、いつまでたってもまともななるぞうくんを作れないので、どなたか作っていただける方がいらっしゃいましたら大歓迎です。メタセコイア形式(mqo形式)であれば良いようです。詳しくは下記ツールの解説をご参照下さい。

ARはこんなにすごい

私のAR作品を見て、「ARは大したことない」と早合点してしまう方が現れないよう、秀逸な作品を2つ紹介しておく。はじめて見たら感動するのではないだろうか。

AR New Year Greeting Card from Saqoosha on Vimeo.

マーカー無しで3D空間を解析している2番目は驚異的。他にも、Youtubeニコニコ動画で「Augumented Reality」や「ARToolkit」で検索すればいろいろな動画が楽しめる。興味ある方はご堪能あれ。

使用したツールや解説ページ

ツール

これらだけで始められるので、興味ある方はどうぞ。

この記事を気に入ったらシェアしよう
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」作者、兼二児のパパ。将棋クエスト四段。
「三間飛車の普及活動を通して将棋ファンの拡大に貢献する」をモットーに、奇をてらわない文章とデザインで記事を書き続けています。

コメント

コメントする

目次
閉じる